マッキンです。
決めた、無職だけど明日鋼の錬金術師映画みに行くぞ
— マ (@kngkng_) 2017年11月30日
12月1日公開の実写映画「鋼の錬金術師」見てきました。
フライヤーのデザインが個人的に鬼ダサいなーと思っていたので行く気ゼロでしたけど、予告ムービーのアルフォンスが超アルフォンスだったので行くことにしました。
入場者特典のハガレン0はゲットできた!見てくるよー pic.twitter.com/lk5p9PNt0H
— マ (@kngkng_) 2017年12月1日
あと、入場者特典のハガレン0巻も欲しかったので。
(光量はミスった)
以下、感想です。ネタバレ含みますので注意!
オープニングの神シーンは再現率100%。リピートして観たい
エドが地面から槍を錬成する神シーン、原作通りで構図もエドもかっこよかったんだけど、手をパン!って合わせる姿がマジで美しくて震えた。あと錬成CGもかっこよくて興奮しました。
思ってたよりキャラはハマってた
実写ハガレンの配役はクソ説があるけど、割とそんなことないな?と思ったのが率直な感想。
特に、松雪泰子さんのラストには「う〜〜〜わ〜〜〜〜〜!!!(動悸)」ってなりました(夏菜ロス少尉も軍服なのに鬼美人で、ロス少尉が実際にいたらこんな感じなんだろうなと思った)。
大泉洋役のタッカーさんも、映画見る前は「大泉洋やんけwwwwwww」だったんですけど、全然そんなことなくて、まんまタッカーさんだった!すごく良かったです!
山田エド涼介のエド感が素晴らしい
初めて山田エド涼介の金髪姿見たときは「日本人が金髪三つ編み!?嘘やろ・・・これだから実写は・・・(絶句)」だったんですけど、ごめんなさい、山田くん、普通に超エドだったです。
「走り方がエドだった!!!」と荒川先生が度々仰られていたので、走り方に注目したらまんまエドで笑った。コミカルな動きとか表情の作り方も、あとサイズ感もぴったりだったし超適役だったなーと思います。ジャニーズの割には筋肉量すごいな?と思いながら観てたんですけど、役作りのために筋トレめちゃくちゃしていたらしい(ハガレン0巻参照)。
演技も良かったよ!というのも、ananでの朴璐美さんとの対談で、山田くんが「タッカーとの対峙シーンでエドとシンクロした」と言っていて、まじかよと思いながら例のシーン観たんですけど、本当にエドのキャラが爆発してて最高に胸熱だった。
特に、「ニーナとアレキサンダー、どこに行った?」の、「どこに行った?」が、ドスがきいててもんっっっっっっっっのすごくグッときました。その直後の大泉洋の「勘のいいガキは嫌いだよ」からのボコボコシーンは見ものだった。
過去のトラウマシーンが夢に出てくるところ
実写ハガレンでは、幼少期のエドアルが亡き母を人体錬成するシーンはあるけど、錬成後の「持って行かれた・・・!」シーンが無くて、実写で子役があれを演じるのは見る側(特に子ども)にとっても鬼トラウマになるだろうしカットされても仕方ないかーと思いながら見てたんですけど、
その代わり(?)人体錬成後の真理の扉〜アルの魂を鎧に定着させるまでを、成長した山田エドが夢の中でまんま追体験してうなされるシーンがあって、おお〜〜〜と思いました。
たった2時間にハガレンの世界観ぶっこんで映画として成立させるのしんどいと思うんですけど、エドたちは体を取り戻すために諦めることなく旅をしているけど過去のアレがトラウマとして染み付いてるというのが分かりやすかったので、このシーンは良かった!
アル(CG)がまじですごい&衣装もっとよく見たかった
CGのアルフォンスがね、もうね、すごい。すごい。すごかった。
鎧の質感と、光の加減とか、小さな傷とか凹みとかがリアルすぎた。違和感なかったです。鎧アルに関してはもっと評価されるべきなのでは・・・?と真剣に思う。山田エドとの兄弟喧嘩シーンだけでもいいからみんな見てほしい!(エドが鎧アルをあえて左手で殴り続けるのも超良かったよ!)
あと、衣装が凝っていてイイ!と思いました。エドの赤いマントもそうだし、軍服の青色も自然な色で、歩くたびにひらひらするのがカッコよくて見とれた。
某巨人の実写映画の軍服は質感がダサいなー実写ってこんなもんだよなーと思ったけど、ハガレン軍服に関しては本当にかっこいいし普通に欲しいです。
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以上が、実写ハガレンを観て素直に「いいな!」と思った点です。(他にもいくつかあるけど細かすぎるので割愛)
以下、幼少期からハガレンファンのワイがウーーーンと思った感想まとめです。
(がっつりネタバレ含みます。画力は持って行かれた)
エドとアルの幼少期の髪色が浮きすぎ
子役の髪色、地毛に金っぽい整髪料を塗ったのかヅラなのか分からないんですけど、色味が違和感ありすぎて内容が頭に入って来なかった。幼少期だけでも、自然な茶色系で良かったのに。
実写映画見た帰り道、隣を歩いてる二人組の男性が「なんか…なんというか…最初の髪色怖かった…ヤンキーみたいだった…」と恐れおののいてた。わかる
人体錬成は失敗したけど、それよりもアルの飛行距離が気になる
アル、めちゃくちゃ彼方へ飛ばされてたんだけど、飛ばされ方が不自然すぎて おい と思いました。
ヒューズさん家でのエドの一言がモヤモヤする
エド達がヒューズさん家にお邪魔してお食事するシーンで、エドが「ヒューズ中佐ごときがこんな立派な家に住めるなんて軍凄いな〜(意訳)」みたいな冗談を言ってたんですけど、直接的過ぎて笑えなかった。
今のうちに言っておくけど、実写ハガレンは、原作とはストーリーが若干違えど一応一貫してたしキャラも良かったので鬼批判するつもりは無いのですが、唯一ここだけは嫌だな〜〜〜。もっと他の言い回しが無かったのかな?残念です。
頼むからウィンリィもう帰って
ずっとウィンリィいる。ずっっっっっと。
序盤、エドの機械鎧の出張修理に来てくれたんですけど、その後タッカーの家に訪れる時もウィンリィ一緒だし、常にエド達と行動しているので「?」だった。エドがマルコーを探しに行く時も一緒だった時はさすがに「早くリゼンブール帰ってくれないかなー」と思いました。エドとウィンリィの二人の空気感はすごく可愛かったけどね。
逆に、エドとアルが横並びで歩くシーンがほぼ無くて残念すぎる!アルのCGは本当に凄いんだから、アルをもっと出して欲しかった!
後半の大泉洋劇場の記憶残ってる人いる?
第五研究所で、大量の賢者の石が入ってる水槽前でのシーン。
軍に捕らえられた筈のタッカーが、ウィンリィとアルを人質にエドを脅してたと思うんですけどすみませんこのシーンの記憶ごっそりないです。番組収録前の知らない芸人の前説ぐらい記憶に残ってなくて、「いる?このくだり」と思った。
人造人間軍隊で世界を征服しようとするハクロ将軍「そう、私が君たちの父親だよ」
味方だと思っていたら、敵だったの〜?え〜〜〜!そうだったの〜〜?全然!ぜんっっっっっっっっぜん気付かなかった!!!
ハクロ将軍「あああああああああああああ」
でしょうな。
ハクロ将軍、原作では超優しそうなおじさんだったんですけど、実写では重要キャラ?な立ち位置だったのでただただびっくり。
エンヴィーの出番が少なすぎる問題について
饒舌で非道で挑発的で人間を嘲笑う態度などなど、エンヴィーならではの描写があんまりなくて、惜しいなーと思いました(変身時は度々あったけど、個人的にもう少し本郷奏多エンヴィーの時の描写が観たかった)。
マスタング大佐が全面的に有能すぎる
マスタング大佐って野心家で頼り甲斐があって優秀だけど、どことなくダサくて無能な節があるじゃないですか。ディーン・フジオカ大佐は1ミリもダサくなくて、どこまでもかっこよかったのでそっちに振り切ったのかー!感があった。
あと、映画最後のシーンで、かなりの重傷で立つのもやっとな大佐が、エンヴィーとラストを焼き殺して、ラストの賢者の石をもぎ取っていて、それを見守るエド。「大佐の錬金術師」っていう映画を観てるのかな?と思いました。
火炎放射演出はちょっとダサかったな〜
いよいよエンディング。大佐、賢者の石のことをよろしく思っていなかったのに
さらっと渡すな。お前序盤で賢者の石を追うエドを諭してたよね。
賢者の石が不覚にも美味しそう
ほぼグミ。
もっっっっっっっっっっっっっとそれっぽい感じ出せなかったのか?グミっぽすぎないか?などと思っている間に、エドが賢者の石を使って真理の扉の方にいるアルの本体を確認しに行ったり、帰還後アルとウィンリィ(ずっと居る)と感動的な会話をしたり、重症のロイがそれを優しい表情で見守っていたりしてたんだけど、この辺の会話の記憶ウケるくらい無いです。グミだったな〜
映画 鋼の錬金術師見てきました。
23歳良識のあるワイ「楽しかった!アルめっちゃリアルだしウィンリィ鬼可愛い」
幼少期からハガレンファンのワイ「全員八つ裂きにしてやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
— マ (@kngkng_) 2017年12月1日
ワイ、映画見終わったあと大体「ふぅー良かった。お腹すいたなんか食べたい」っていう、内容はどうであれ映画見れただけでポジティブな気持ちになれるんですけど、おかしいな〜〜〜今回は色々な感情が湧きすぎて逆に「無」です
— マ (@kngkng_) 2017年12月1日
「いいな!」と思った部分と、「おいおいおい」と思った部分の振り幅がすごすぎて、映画見終わった後に頭がぐるぐるして本気で気分悪くなりました。
直帰の予定が、このまま帰るの無理だと思って近くのカフェでコーヒー飲んでる
— マ (@kngkng_) 2017年12月1日
うーん、キャラはすごく良かったんだけど、やっぱりストーリーが微妙だったのでプラマイゼロです。
ちなみに、大佐にあっさり殺されるエンヴィーのシーンは全原作ファンが泣いたと思う(違う、そうじゃない的な意味で)。ヒューズ中佐のエドに対する友達のゴリ押しもやばかった。
あと、動画のつなぎが変なシーンがあって、その違和感に引っ張られて映画にのめり込めなかったです(エドが真理の扉に引きずり込まれる時と、書庫で寝ていたはずのエドが、カメラ向けたら起き上がってた所とか)。
見せ場の錬成も序盤でほぼ終了して、バトルも錬成シーンも少なかったので拍子抜けしてしまったなー。るろうに実写みたいに、「実写ハガレン〇〇編」もしくは予算を大量投下して前編中編後編分けてストーリーなるだけ崩さずにやってくれたら面白かったかも・・・と思いました。
総評:ハガレンにMISIAは合わない
というわけで、実写鋼の錬金術師は映画としての楽しさは 普通 です。DVDになったら、気が向いた時にTSUTAYAで借りて好きなシーンだけ見たいレベルかなー。
ただ、ブログ前半でも書いたけど、エドとタッカーの対峙シーンはマジで素晴らしかったので、このシーンを映画館の大画面&大音量で見れて本当に良かった。
そんな感じ!終わる
ハガレン0巻のお陰で今やっと落ち着いてきた。デカかったなぁ…通行料…
— マ (@kngkng_) 2017年12月1日